モダンホライゾンの評価の反省(黒・赤・緑)
2019年12月14日 mtg-カード評価の反省※この日記は主にレガシー・モダンの環境を想定しています
過去にした評価:
https://eternalblue.diarynote.jp/201906072331061185/
黒
屍肉喰らい 中盤の誤算その1
「黒の」「1マナのゾンビ」という点でホガーク・墓所這いと抜群の相性を誇ったためか、モダンではホガーク禁止前はホガークデッキ、禁止後はクラブ・ヴァイン(面晶体のカニ入りの復讐蔦デッキ)の基本パーツとして予想以上に活躍したほか、レガシーでもホガークデッキの基本パーツとして採用されていました。
ランク モダン:B→A レガシー:B
変わり身ののけ者 1マナのアンブロッカブルである「忍者」である点に注目されたためか、レガシーの忍者デッキに忍術の種や百合子・巧妙な潜入者の能力のトリガーとして採用されていたのを見かけました。
(実際にこれを採用した忍者デッキに完敗しました)
ランク モダン:D→D レガシー:D→C
真冬 中盤の大誤算その1
シングルシンボルな上に、冠雪土地やアーカムの天測儀を使えば全体に-3/-3修正を与えるぐらいは難しくないためか、モダンやレガシーのコントロール(+一部のコンボ)デッキにそれなりの割合で採用されていました。
ランク モダン:D→B レガシー:D→C
疫病を仕組むもの 中盤の大誤算その2
居場所は主にサイドボードであるとはいえ、仕組まれた疫病のことを考えたら「黒ければまずサイドに入る」ほどの採用率を誇ることは予測できませんでした。
(接死を持つとはいえ、自身が3マナ2/2と除去耐性がないクリーチャーである点が気になったため、初見の評価は「採用される可能性はありそう」止まりでした)
ランク モダン:C→A レガシー:C→A
投石攻撃の副官 コストこそ4マナと重いものの、蛙投げの旗騎士・ゴブリンの戦長でコストを軽くできる上にゴブリンの首謀者・女看守で手札に加えられ、出せさえすればマナコストを払うことなく最低3点ドレインできるためか、モダン・レガシーのゴブリンデッキに2枚ほど採用されていたのを割と確認できました。
(ゴブリンの首謀者が出るまではゴブリンデッキの数が少なかったので、誤算にはしませんでした)
ランク モダン:C→B レガシー:C→C
スランの医師、ヨーグモス コストこそ4マナと重めなものの、不死・頑強持ちと組み合わせればアドバンテージを失うことなく-1/-1カウンターを乗せられ、黒2マナ+手札1枚で増殖を行えばさらに相手クリーチャーを弱体化させられるためか、主にモダンの「ヨーグモス医院」という専用のデッキのキーパーツとして採用されていました。
ランク モダン:D→C レガシー:D→D
赤
炎のアリア 中盤の大誤算その3
戦場に出した時に相手に10点のライフを与えてしまうことや、先出ししないと効果が薄くなってしまうため全く評価してませんでした。
しかし、先出しして割られさえしなければ(相手ライフを30点削ることを想定するなら)他のソーサリー・インスタントを8回唱えれば勝てる上に、墓地に依存しないためか、実際にはモダンの青赤ストームやイゼットフェニックスなどの追加の勝ち手段として採用されていました。
ランク モダン:D→B レガシー:D→D
ゴブリンの技師 中盤の誤算その2
モダンでは予想通りの採用率となりましたが、レガシーではペインターやソプターコントロールの数自体が少なかったため、このカードの採用率は予想より低いものとなりました。
(オーリオックの廃品回収者をサーチできない上に、僧院の導師の方が優先されるためか、サルベイジャーコンボでは採用されてなかったです)
ランク モダン:B→B レガシー:B→C
ゴブリンの女看守&パシャリク・モンス 出た当初はゴブリンデッキの数自体が少なかったですが、基本セット2020にゴブリンの首謀者が収録されてからは前者はゴブリンのサーチ手段、後者は死にやすいゴブリン用の火力内蔵クリーチャーとして(投石攻撃の副官と組み合わせればなお良し)、採用率がそれなりに増えてきました。
(そのため、これらも誤算にはしませんでした)
ランク モダン:C→B レガシー:C→C
溶岩の投げ矢 中盤の大誤算その4
土地を1枚失うものの、これ1枚+赤1マナでインスタントを2回使ったことにできるためか、モダンの果敢ビートダウンにこれが3、4枚これが積まれていたのをけっこう見かけました。
(他に、モダンのイゼットフェニックスに1、2枚差されることもあったようです)
ランク モダン:D→B
マグマの陥没孔 中盤最大の誤算
出た当初は全く評価してませんでしたが、墓地さえ肥やせば赤1マナでグルマグのアンコウや4/5のタルモどころか、+2能力から入った神ジェイスをも焼き払えるためか、モダン・レガシーのコントロールやDelver系デッキを始めとした多くのデッキに1、2枚採用されていました。
(モダン・レガシーで墓地を肥やすことが簡単なのは、宝船・探索の時に学んだはずなのに、なぜこんな評価をしてしまったのでしょうか…)
ランク モダン:D→A レガシー:D→A
鉱石鱗の守護者 中盤の大誤算その5
いくらモダン・レガシーで墓地を肥やすことが簡単とはいっても、早いターンに大量の土地を墓地に送るのは難しかったためか、モダン・レガシー共に採用されていたのを見かけませんでした。
(初見でのランクをマグマの陥没孔と逆にしていれば、割とマシにはなったんですが…)
ランク モダン:B→D レガシー:C→D
略奪 中盤の大誤算その6
「赤単色でデメリットなく、アーティファクトも破壊できる土地破壊」という点が評価されたためか、モダンでは赤緑ランデスどころか赤系のコントロールデッキに結構な割合でサイドには採用されていました。
ランク モダン:C→B
歴戦の紅蓮術士 中盤の大誤算その7
コストが3マナとやや重いため全く評価してませんでしたが、他の手札が1枚以下の時に出せばアドバンテージを取れる上に、そうでなくても手札の質の向上か1/1を1、2体出すことはできるためか、モダンのマルドゥパイロマンサー・グルールムーン・ジャンドや、レガシーの赤単プリズン・ペインターなどにそれなりに採用されていたのを確認できました。
ランク モダン:D→A レガシー:D→C
緑
溜め込み屋のアウフ 中盤の誤算その3
モダンでウルザ・トロン・親和系デッキ、レガシーでANTなどに有効な常在型能力を持つ「2マナ2/2のクリーチャー」である点が予想以上に高く評価されたためか、実際にはクリーチャーサーチ手段を持たないモダンのジャンドや人間、レガシーのDelver系デッキなどのサイドボードにも採用されていました。
ランク モダン:B→A レガシー:B→B
衝撃の足音 中盤の誤算その4
初見では全く評価してませんでしたが、実際には数こそ少なかったもののモダンで予言によりとのシナジーを生かした予言によりデッキの勝ち手段の一つや、死せる生デッキのサブプランとして採用された他、レガシーでも戦慄衆の秘儀術師・断片無き工作員あたりと組み合わせて極一部で採用されていました。
ランク モダン:D→C レガシー:D→C
呪詛呑み 中盤の大誤算その8
出した後にソーサリータイミングで3マナつぎ込んでようやくプロテクション(インスタント)持ちの4/4になれる点を見て、初見では秘密を掘り下げる者・タルモ・宿敵あたりと比較して悠長さを感じていました。(Lvしている最中に除去されたらテンポを失うと思ったのもあって)
しかし、とりあえず1マナ2/1と出せる上に、タイミングを選んでうまくLvアップさせれば剣鍬・一押しで除去できない4/4になれる点を評価されたためか、実際にはモダンのジャンドや赤緑ランデス、レガシーのDelver系デッキなどに割と採用されていました。
ランク モダン:D→B レガシー:D→B
厚鱗化 中盤の大誤算その9
初見ではモダン・レガシー共に感染デッキには4枚積まれてもおかしくないと思っていた中、モダンではほとんどの場合3、4枚積まれていました。
しかし、レガシーでは感染デッキの数自体が少なかった上に、スロットの都合か入らなかったり、入ったとしても1、2枚差される程度の採用率でした。
ランク モダン:B→B レガシー:B→C
嵐の乗り切り 中盤の大誤算その10
2マナ構え続けるのはけっこう大変そうだと思っていたので、初見ではモダンでも大して評価してませんでした。
しかし、火力を1発撃たれたのに合わせるだけで6点回復できる上に、致死量のぶどう弾に合わせればほぼ勝ちといえるほどになるためか、実際にはモダンのジャンド・ヴァラクート・トロンなどのサイドに幅広く採用されていました。
ランク モダン:C→B レガシー:D→D
宝船・探索・アンコウの活躍ぶりを目の当たりにしたにもかかわらず、マグマの陥没孔を全く評価してなかったのが一番痛かったですね…
(初見ではプレイヤーに撃てない点が気になっていたとしか思えませんでした。もしそれができたら禁止になってもおかしくなさそうですが)
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