エルドレインの王権の評価の反省
エルドレインの王権の評価の反省
エルドレインの王権の評価の反省
※この日記は主にレガシーの環境を想定しています
過去にした評価:
https://eternalblue.diarynote.jp/201909280005394842/

評価ランクの基準(レガシーのみ)はこちら

ランクS:その環境の多くのデッキに採用されるほど汎用性が高い
例:夏の帳

ランクA:汎用性はランクSのカードほど高くないもののそれなりに見かけるか、その環境のメタの上位のデッキのキーパーツとして活躍する
例:氷牙のコアトル

ランクB:メタの中位ぐらいには存在しそうな、特定のデッキのキーパーツとしては活躍する
例:最高工匠卿、ウルザ

ランクC:ひょっとしたらこれを採用したデッキと当たるかもしれない
例:明日の見張り

ランクD:よほどのことがない限り採用されることはない
例:新生化(モダンではB)


きらきらするすべて エンチャントやアーティファクトが多く出ていれば2マナのオーラとしては破格の修正を得られるためか、モダンの呪禁オーラや親和にこれが採用されているのをそれなりに見かけました。
(呪禁オーラの場合、単体除去に耐性があるものの単体では弱い呪禁クリーチャーと、破格の修正を与えてくれるもののオーラゆえの脆さがあるこれとが、互いの欠点を補い合っていたから採用されたのでしょう)
ランク レガシー:D→D

魅力的な王子 1つ1つの能力が強いわけではないものの、占術2でのライブラリー操作・3点ゲイン・明滅能力による石鍛冶、護衛募集員の使い回しや薬瓶と組み合わせた除去回避とできることが多いためか、モダンのデスタク・白黒エルドラージ・人間に採用された他、レガシーのデスタクにも1枚差しされているのを結構見かけました。
ランク レガシー:D→C

耳の痛い静寂 ストームがあまり存在しないためか、モダンでの採用率は予想より低かったものの、レガシーではほぼ予想通りの採用率を誇っていました。
ランク レガシー:B→B

ガラスの棺 発明品の唸りや大いなる創造者、カーンから持ってこれる除去である点を買われたためか、モダンのソプターコントロールやレガシーのサルベイジャーコンボのサイドに1枚差しされていたのを見かけました。
ランク レガシー:D→C


厚かましい借り手 今回の大誤算その1
既に同マナ域にヴェンディリオン三人衆や真の名の宿敵が存在する上に、バウンスに2マナ+3/1飛行・瞬速を出すのに3マナかかるのは重いと思っていたので、全く評価してませんでした。
しかし、実際には「置物に触れる上に、3/1飛行・瞬速を出すこともできる呪文」である点が評価されたためか、Delver系のテンポデッキを初めとした幅広いデッキに1、2枚採用されていました。
ランク レガシー:D→A

湖に潜む者、エムリー 今回の誤算その1
モダンのウルザ系のデッキや、レガシーのペインターに4枚積まれたところまでは大体予想通りでした。
しかし、レガシーでテゼレッターの代わりに台頭したっぽいウルザズレガシー(レガシーのウルザ系デッキ)に4枚積まれたことは予想できなかったほか、採用率自体も予想していたより少し高かったです。
ランク レガシー:C→B

マーフォークの秘守り 深みへの冒険で墓地肥やしを行った後、復讐蔦のトリガーとなるクリーチャー「呪文」の数に数えることもできるためか、モダンのクラブヴァインに4枚積まれていたのを確認できました。
ランク レガシー:D→D

神秘の論争 今回の大誤算その2
赤を含まないデッキでも、確定ではないものの1マナで青の呪文を弾ける点を評価されたためか、モダンの青いデッキのサイドに幅広く採用されたほか、レガシーの奇跡やウルザズレガシーのサイドにまで採用されたりしていました。
ランク レガシー:D→B

魔法の井戸 出た時に占術2を行える1マナの「アーティファクト」である点を買われたためか、モダンのソプターコントロールやウルザフード、ウルザパラドックスやジェスカイの隆盛コンボあたりに1,2枚ほど採用されていたのを割と見かけました。
ランク レガシー:D→D


大釜の使い魔 今回の誤算その2
戦場に出すだけで「対象を取らない」1点ドレインを行える上に、オーコや金のガチョウとのシナジーもあるためか、レガシーのアルーレンのフィニッシャーとして1枚採用されていました。
ランク レガシー:D→C

願い爪のタリスマン レガシーのANTに入ったことは当たってましたが、ターンを返したら相手にサーチを許してしまうのは相当痛いためか、それ以外のデッキで採用された例はほとんどなかったです。
ランク レガシー:B→B


砕骨の巨人 今回の大誤算その3
火力として見たらほぼ2マナ2点でしかないため、初見では全く評価してませんでした。
しかし、実際には「虚空の杯(X=1)に引っかからない2マナ2点火力を撃った後、3マナ4/3のクリーチャーとして使える」点を買われ、2マナランドが多く入ったレガシーの赤単プリズンや赤単エルドラージに3、4枚採用されるほどでした。
(厚かましい借り手といい、これといい重要な出来事カードの評価をことごとく外してますね…)
ランク レガシー:D→B

アイレンクラッグの妙技 初見では使われる可能性すら感じませんでしたが、調べてみたらレガシーのベルチャーに燃え立つ願いからのサーチ先として1枚差しされていたのが少しだけ確認できました。
ランク レガシー:D→D

谷の商人 モダンで信仰無き物あさりが禁止になった後の発掘やグリセルシュートに、これが3、4枚積まれていたのが確認できました。
ランク レガシー:D→D


金のガチョウ 今回の大誤算その4
既に貴族の教主・極楽長・ラノワールのエルフが存在する上に、単体ではマナ能力を2ターン連続で使うことができないのもあって、初見では全く評価してませんでした。
しかし、実際には食物トークンを生み出す能力のおかげでマナフラッド受けになれ、アーティファクトシナジーを作れる上に、飛行持ちのタフネス2という点が評価されたためか、モダンのウルザフードやレガシーのアルーレンなどに採用されていたのを結構見かけました。
(レガシーでは、貴族の教主とどちらが優先されたかはデッキによる、といったところでした)
ランク レガシー:D→B

むかしむかし 今回の大誤算その5
初手にないと0マナで撃つのは厳しいことや、既にニッサの誓いや古きものの活性が存在したのもあって、初見では全く評価してませんでした。
しかし、実際には「初手にあれば土地としてもクリーチャーとしてもカウントできる上に、2マナで撃っても上から5枚見れるから十分強い」と評価されたためか、モダンやレガシーの土地コンボデッキ・クリーチャーデッキに幅広く採用されていました。
(その結果、モダンでは禁止カードになってしまいました。レガシーでは緑マナ発生源がElvish Spirit Guideしかないエルドラージにすら採用されていましたが、青が絡むとさすがに採用率は低かったです)
もし後述のオーコの評価に失敗してなかったら、これが「今回最大の誤算」となってもおかしくなかったぐらいでした。
ランク レガシー:D→A(参考:モダンでのランクはS)

探索する獣 今回の大誤算その6
初見では4マナかつ剣鍬であっさり除去されるのもあって、全く評価してませんでした。
しかし、実際には速攻で奇襲をかけつつ、接死で大型クリーチャーとも相討ちを取れ、トークンにブロックされず、軽減不能なおかげで宿敵をも突破でき、本体とプレインズウォーカーを一度に攻撃できるためか、緑頂点からのサーチ先として1枚差しされていたのをちらほら見かけました。
ランク レガシー:D→B

僻境生まれの保護者 マナを豊富に出せればフィニッシャーになれるためか、レガシーのエルフに1枚差しされていたのを少し見かけました。
ランク レガシー:D→C

多色
湖での水難 今回の大誤算その7
相手の墓地にカードが4枚以上あれば、ほぼ「クリーチャー除去もできる対抗呪文」として使えるためか、主にモダン・レガシーのコントロールデッキに1、2枚入っているのを結構見かけました。
ランク レガシー:D→B

王冠泥棒、オーコ 今回最大の誤算
オーコについては以下の禁止改訂の際に既に書いたので、ここではあえて触れないことにしました。
参考記事1(スタンダード編)
https://eternalblue.diarynote.jp/201911192256517957/

参考記事2(モダン編)
https://eternalblue.diarynote.jp/202001152312204250/

この評価は、タルモや宝船を大して評価しなかった時以上の「これまでの最大の誤算」といってもおかしくないぐらいひどかったです。
(初見のタルモは強さが分かりにくかったし、宝船は「探索を押しのけて採用されることはない」止まりでしたが、オーコはなぜか全く評価してなかったので…)
ランク レガシー:D→S(参考:モダンでのランクはS)

アーティファクト
ジンジャーブルート 1マナ1/1速攻+1マナでほぼブロックされなくなる能力を持つ「アーティファクト」クリーチャーという点を買われたためか、これを複数入れたモダンの親和のレシピを少し確認できました。
ランク レガシー:D→D

石とぐろの海蛇 今回の誤算その3
2マナランドの力を借りてX=4以上で出せば、到達で秘密を掘り下げる者を止め、トランプルで宿敵を突破し、プロテクション(多色)で大梟・コアトル・オーコ・3マナテフェリーに妨害されない点を買われたためか、レガシーのPost・ペインター・無色のストンピィあたりにこれが採用されていたのをちらほら見かけました。
ランク レガシー:D→C

土地
ギャレンブリグ城 出せるマナの量を1つ増やしてくれるとはいえ「クリーチャー呪文か能力のためにしか使えない」点が気になったため全く評価してませんでしたが、出したマナでちょうど原始のタイタンを出せるためか、モダンのヴァラクートやアミュレットタイタンのような原始のタイタンが入った土地コンボデッキでは必須パーツといえるほどの採用率を誇りました。
ランク レガシー:D→D(参考:モダンでのランクはA)

神秘の聖域 今回の大誤算その8
「他の島を3枚以上コントロールしている」という条件を満たすのが難しいと思ったため、初見では全く評価してませんでした。
しかし、実際には島であるためフェッチランドでサーチできる上に、デュアルランドやショックランドを使えば条件を満たすのはそこまで難しくなかったためか、主にモダン・レガシーのコントロールデッキに幅広く採用されていました。
(例:モダンでの謎めいた命令の使い回し、レガシーの奇跡に入れて奇跡呪文を使い回すなど)
この評価は、氷牙のコアトルを評価した時と似てますね…
ランク レガシー:D→B(参考:モダンでのランクはA)

オーコの評価がひどすぎたのはいうまでもないですが、それを抜きにしても全く評価してなかったカードがB以上の評価になったケースが多かったのが目立ちました。
(下手したら、今までで一番評価のレベルがひどかったといえるかも)

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