モダンホライゾン2の評価の反省(白・青)
2021年12月1日 mtg-カード評価の反省
※この日記は主にレガシー・モダンの環境を想定しています
過去にした評価:
黒・赤編はこちら
緑・多色編はこちら
アーティファクト・土地・BOX特典編はこちら
白
永久の優雅 数自体は少なかったものの、モダンの砂の殉教者が入ったデッキ(ホワイトサンド)には採用されていました。
電結の投槍兵&電結のネズミ狩り 前半の誤算その1
白マナが必要な上に、同ブロックに無色1マナで出せる接合持ちの微光蜂、ザーバスが出てきたためか、実際にはネズミ狩りの方が電結の働き手と入れ替わりで採用されうる程度に留まりました。
(投槍兵の方は、ほとんど採用実績がなかったです)
花咲く沈静 前半の大誤算その1
1マナ構え続ける必要がある上に、効果が地味に見えたため初見では全く評価してませんでしたが、うまいことバーンの火力呪文に合わせれば反復込みで1マナとは思えないほどの大きなライフアドバンテージを得られるためか、モダンの白を含むコントロールデッキなどのサイドに1、2枚差しされていたのを結構見かけました。
エスパーの歩哨 「早いターンに出せばアドバンテージを取れる可能性が高い、白1マナのアーティファクトクリーチャー」であるおかげで、白メインのアーティファクト系デッキであるモダンのハンマータイムの基本パーツになったほか、レガシーでも少数ながら親和などに採用されたりしてました。
虹色の終焉 前半最大の誤算
2マナのパーマネントを対象に取るならまだしも、3マナのパーマネントを対象に取る場合には3色からなる3マナを払わなければならないのを気にして、初見では全く評価してませんでしたが、
・白1マナでラガバン、霊気の薬瓶、精力の護符あたりに
・白含んだ2色からなる2マナで石鍛冶、タルモゴイフ、森の知恵、レンと六番、虚空の杯(X=1)あたりに
・3色からなる3マナで血染めの月や3マナテフェリー、三なる宝球あたりに
対処できるうえに、2マナのサリアを出されても「白1マナと別の色の1マナの計2マナを支払い、実質支払うマナの数を増やさずサリアを追放する」ことができ、追放するため対処しにくい破壊不能なエンチャントにも問題なく対処できる点を買われたためか、今では「白くて3色以上のマナを出せるなら入れる」どころか、色を足してでも入れるほどの採用率を誇るまでになりました。
(モダン以下の環境では低マナ域の強力なパーマネントが多いのが、これの採用率が高くなった理由と言えるでしょう。このカードの初動は100円いかないぐらいだったそうですが、ここで抑えることに成功した人は果たしてどれだけいたやら)
信仰の復活 前半の誤算その2
墓地から大量展開したいなら、エンチャントよりサイクリング持ちが多いクリーチャーを使った死せる生デッキでいいためか、実際にはモダンのエンチャントレスのごく一部のサイドに1枚差しされる程度に留まりました。
ヴェクの聖別者 改めて振り返ってみたら、
・墓地対策と見るなら黒と赤のカードにしか影響しないため復讐蔦を止められず、死せる生相手に役に立つかは構築次第なものの、モダンの発掘やリアニメイト相手ならこれでも十分対策になる
・プロテクション(黒)と(赤)のおかげで火力、致命的な一押し、衰微あたりが効かない上にラガバン、速槍、死の影あたりをノーリスクで止めてくれる
この2点が評価された上に、2マナなのでルールスを相棒にする際に問題にならないためか、モダンのハンマータイムのサイドの常連になったほか、レガシーでもこれをサイドに入れたデッキが少数存在していました。
(発掘・リアニメイトともに白マナが入っていることが多いので虹色の終焉で追放されてしまうものの、2マナのクリーチャーに対処するために白除去を入れさせることができるだけでも上等といえるでしょう)
セラの使者 前半の大誤算その2
リアニメイトに入れるにしても既にイオナが存在する上に、1種類のカードタイプにしかプロテクションを付けてくれないので、初見では全く評価してませんでしたが、
・イオナと違って既に戦場に存在するパーマネントにも耐性を付けてくれる(例:「クリーチャー」と宣言すればこちらのクリーチャーが全てブロックされなくなる上に戦闘ダメージも受けなくなり、「土地」と宣言すればヴァラクートを完封できる)
・伝説のクリーチャーではないのでカラカスで戻されず、モダンでも無名の墓→頑強or不吉な儀式の僧侶からリアニメイト可能
以上の2点を評価されたためか、儚い存在を入れないタイプのモダンのリアニメイトの釣る先や不屈の独創力から出てくる先として1枚差しされた(前者は基本パーツになったが、後者の採用率は半分ぐらいだった)ほか、レガシーのリアニメイトへの採用率も高い1枚となりました。
孤独 前半の大誤算その3
初見では「0マナで撃てるとはいえ、カード2枚を使って剣鋤を撃つのも…」と思っていたので、全く評価してませんでしたが、
・タフネス2のクリーチャーなので護衛募集員でサーチ可能
・「エレメンタル」クリーチャーの誘発型能力による除去なので、否定の力で弾かれず、エムラも追放可能
・他に白いカードが1枚必要とはいえ、0マナで撃てる追放除去というだけで相手の先手1ターン目やフルタップ時には役に立つ
以上の点を評価されたためか、実際にはモダンの青白コントロールやエレメンタルデッキ・儚い存在を入れたタイプのリアニメイトや、レガシーのデスタクの基本パーツとして活躍するなどしていました。
(なお、価格の方も初動から高騰したもよう)
永久のドラゴン モダン・レガシーのコントロールデッキに少数ながら採用されてましたが、モダンの青白コントロールでの採用率よりもレガシーでのヨーリオンを相棒にしたデスタクでの採用率の方が高かったのは意外でした。
浄化の印章 ルールスとの相性の良さを評価されたためか、モダンのハンマータイムでは置物破壊の選択肢としてなかなかの採用率を誇っていました。
独房監禁 前半の誤算その3
高い防御能力を評価されてかレガシー同様、モダンのエンチャントレスでも基本パーツとして採用されてました。
(なお、他のデッキには採用されてなかったもよう)
青
激しい叱責 前半の大誤算その4
初見ではスタイフルノート用のカードとしてしか評価してませんでしたが、実際には死の影を一時的に13/13にするためにも採用されたほか、ヘイトベアーの妨害や誘発型能力を無効化できるためか青系コントロールやモダンのカウンターモンキー、レガシーのANTや全知デッキなどのデッキに幅広く採用されていました。
(基本的にはサイドに入っていることが多かったですが、メインデッキにシナジーを形成するカードが入っていたらメインから採用されてました)
正気破砕 対象を取らない上に青トリプルシンボルが出なくても2マナでサイクリングしつつ4枚切削できるためか、モダンのライブラリーアウトデッキの基本パーツになったのは予想通りでしたが、後にターシャズ・ヒディアス・ラフターが出てくるまでは不可視の一瞥と併用されてました。
堅固な証拠 前半の大誤算その5
初見では全く評価してませんでしたが、青1マナで撃てるこれ1枚でラガバンを止められる0/3トークンと手掛かりトークンを生成できるためか、実際にはモダンで不屈の独創力のコストとして活躍していました。
(どちらのトークンにも対処されなければ、5マナ払っての不屈の独創力で2体のファッティを出せるのも評価点か)
避け難い裏切り 前半の誤算その4
初見ではトレイリア西部からのサーチ先として1枚差しされそうな気がしてましたが、「続唱や予言によりなどに頼ってまで、相手のライブラリーからクリーチャーを出す効果」が有効な相手が少なかったためか、相性がいいはずの続唱デッキにすら採用されていたのはまれでした。
(なお、予言によりとのシナジーはほとんど考えられてなかったもよう)
濁浪の執政 前半の誤算その5
青赤Delverに入ったことは予想通りで、カウンターモンキー(Delver系デッキから秘密を掘り下げる者を抜いたようなデッキ。ここでも基本パーツになった)や青系コントロール、モダンのフェニックス系デッキにも採用されてましたが、探査コストの都合もあって4枚積まれることもあったことまでは予想できませんでした。
(これが登場して以来、天上の餌あさりの採用率は大きく下がってしまいました)
リシャーダの荷運び 前半の大誤算その6
1マナで出せる上に、リシャーダの港と同じ起動型能力と島渡りを持つ点を評価してましたが、起動型能力を使うと攻撃できなくなる点が気になったためか、モダン・レガシー共にマーフォークデッキでの採用率は低かったです。
緻密 前半の大誤算その7
意志の力・否定の力同様ピッチで撃てるとはいえ、クリーチャーかプレインズウォーカーしか対象に取れないため、初見では全く評価してませんでしたが、
・4マナのカードなので3マナの続唱呪文でめくれず、他に青いカードが1枚必要とはいえ0マナで撃てる打ち消しのようなもの(再利用されやすいが、夏の帳で防がれない)である
点を評価されたためか、モダンの死せる生デッキの8割ぐらいで採用されたほか、カウンターモンキーのサイド(2割ほど)やサイ続唱(4割ほど)、エレメンタル(35%ほど)のレシピに採用されていたのも見かけました。
待機 前半の誤算その6
青1マナでクリーチャーを追放できるとはいえ、2ターン後には速攻を持って戻ってきてしまうので、初見では全く評価してませんでした。
しかし、「青1マナで使える」点が評価されたためか、少数ながらモダンの青単マーフォークや青単トロンなどの一部のサイドに採用されていたのを見かけました。
海と空のシヴィエルン 前半の誤算その7
初見では3マナかつ伝説ということもあってマーフォークに2枚入るほどだと思ってましたが、稲妻に耐えるサイズを有する上に単体で殴るだけでもカードを1枚引けるためか、モダンのマーフォークの基本パーツになった(伝説なのに4枚積まれるほど)ほか、カラカスと真の名の宿敵が存在するレガシーのマーフォークでも半分ぐらいのレシピにこれが採用されていました。
(レガシーの方は、さすがに1枚差しされるぐらいに留まりましたが)
思考の監視者 前半の大誤算その8
これを評価した時点では物読みがそこまで活躍しているという話を聞かなかったので、初見では全く評価してませんでしたが、
・軽いアーティファクトを並べる専用のデッキなら唱えるのも難しくなく、クリーチャーなので頭蓋囲いを装備して殴ることができる
・同ブロックに滞留者の相棒、イラクサ嚢胞、タップインアーティファクト土地に加え、あのウルザの物語が収録されたのもあってアーティファクト系デッキ自体が大幅に強化された
以上の点が考慮されたためか、モダンの親和やウルザフード、レガシーのエムリーやサイが入ったアーティファクトデッキの基本パーツとして3、4枚積まれました。
激浪の形成師 前半の誤算その8
初見では広がりゆく海と比較してましたが、実際にはマーフォークのシナジーこそ受けられるもののクリーチャーであるため対処されやすいのが気になったためか、モダン・レガシー共にマーフォークデッキの基本パーツとして4枚積まれたものの、他のデッキへの採用実績は全くといっていいほどありませんでした。
対抗呪文 前半の大誤算その9
青2マナで撃てる確定カウンターとして、コントロールデッキに採用されたことは予想通りでしたが、モダンのカウンターモンキーのようなクロックパーミッションデッキにすら基本パーツとして4枚積まれたことまでは予想できませんでした。
退去の印章 1マナのエンチャントなのでルールスで使いまわせる点を評価されたためか、少数ながらルールスを使ったタイプの死の影系デッキなどに1、2枚採用されていたのを見かけました。
不可思議 前半の大誤算その10
モダンで無名の墓を使うリアニメイトデッキのフィニッシャー(セラの使者、残虐の執政官あたり)は元から飛行を持っている上に、無名の墓も入れずに1枚差しであろうこれを墓地に落とすのは困難だったためか、採用実績はほとんどなかったです。
正直言って、初見では全く評価してなかった虹色の終焉や孤独がここまで強いとは思いませんでした。
過去にした評価:
https://eternalblue.diarynote.jp/202106050018185959/
黒・赤編はこちら
https://eternalblue.diarynote.jp/202112132333421459/
緑・多色編はこちら
https://eternalblue.diarynote.jp/202112181832093050/
アーティファクト・土地・BOX特典編はこちら
https://eternalblue.diarynote.jp/202112252225239420/
白
永久の優雅 数自体は少なかったものの、モダンの砂の殉教者が入ったデッキ(ホワイトサンド)には採用されていました。
電結の投槍兵&電結のネズミ狩り 前半の誤算その1
白マナが必要な上に、同ブロックに無色1マナで出せる接合持ちの微光蜂、ザーバスが出てきたためか、実際にはネズミ狩りの方が電結の働き手と入れ替わりで採用されうる程度に留まりました。
(投槍兵の方は、ほとんど採用実績がなかったです)
花咲く沈静 前半の大誤算その1
1マナ構え続ける必要がある上に、効果が地味に見えたため初見では全く評価してませんでしたが、うまいことバーンの火力呪文に合わせれば反復込みで1マナとは思えないほどの大きなライフアドバンテージを得られるためか、モダンの白を含むコントロールデッキなどのサイドに1、2枚差しされていたのを結構見かけました。
エスパーの歩哨 「早いターンに出せばアドバンテージを取れる可能性が高い、白1マナのアーティファクトクリーチャー」であるおかげで、白メインのアーティファクト系デッキであるモダンのハンマータイムの基本パーツになったほか、レガシーでも少数ながら親和などに採用されたりしてました。
虹色の終焉 前半最大の誤算
2マナのパーマネントを対象に取るならまだしも、3マナのパーマネントを対象に取る場合には3色からなる3マナを払わなければならないのを気にして、初見では全く評価してませんでしたが、
・白1マナでラガバン、霊気の薬瓶、精力の護符あたりに
・白含んだ2色からなる2マナで石鍛冶、タルモゴイフ、森の知恵、レンと六番、虚空の杯(X=1)あたりに
・3色からなる3マナで血染めの月や3マナテフェリー、三なる宝球あたりに
対処できるうえに、2マナのサリアを出されても「白1マナと別の色の1マナの計2マナを支払い、実質支払うマナの数を増やさずサリアを追放する」ことができ、追放するため対処しにくい破壊不能なエンチャントにも問題なく対処できる点を買われたためか、今では「白くて3色以上のマナを出せるなら入れる」どころか、色を足してでも入れるほどの採用率を誇るまでになりました。
(モダン以下の環境では低マナ域の強力なパーマネントが多いのが、これの採用率が高くなった理由と言えるでしょう。このカードの初動は100円いかないぐらいだったそうですが、ここで抑えることに成功した人は果たしてどれだけいたやら)
信仰の復活 前半の誤算その2
墓地から大量展開したいなら、エンチャントよりサイクリング持ちが多いクリーチャーを使った死せる生デッキでいいためか、実際にはモダンのエンチャントレスのごく一部のサイドに1枚差しされる程度に留まりました。
ヴェクの聖別者 改めて振り返ってみたら、
・墓地対策と見るなら黒と赤のカードにしか影響しないため復讐蔦を止められず、死せる生相手に役に立つかは構築次第なものの、モダンの発掘やリアニメイト相手ならこれでも十分対策になる
・プロテクション(黒)と(赤)のおかげで火力、致命的な一押し、衰微あたりが効かない上にラガバン、速槍、死の影あたりをノーリスクで止めてくれる
この2点が評価された上に、2マナなのでルールスを相棒にする際に問題にならないためか、モダンのハンマータイムのサイドの常連になったほか、レガシーでもこれをサイドに入れたデッキが少数存在していました。
(発掘・リアニメイトともに白マナが入っていることが多いので虹色の終焉で追放されてしまうものの、2マナのクリーチャーに対処するために白除去を入れさせることができるだけでも上等といえるでしょう)
セラの使者 前半の大誤算その2
リアニメイトに入れるにしても既にイオナが存在する上に、1種類のカードタイプにしかプロテクションを付けてくれないので、初見では全く評価してませんでしたが、
・イオナと違って既に戦場に存在するパーマネントにも耐性を付けてくれる(例:「クリーチャー」と宣言すればこちらのクリーチャーが全てブロックされなくなる上に戦闘ダメージも受けなくなり、「土地」と宣言すればヴァラクートを完封できる)
・伝説のクリーチャーではないのでカラカスで戻されず、モダンでも無名の墓→頑強or不吉な儀式の僧侶からリアニメイト可能
以上の2点を評価されたためか、儚い存在を入れないタイプのモダンのリアニメイトの釣る先や不屈の独創力から出てくる先として1枚差しされた(前者は基本パーツになったが、後者の採用率は半分ぐらいだった)ほか、レガシーのリアニメイトへの採用率も高い1枚となりました。
孤独 前半の大誤算その3
初見では「0マナで撃てるとはいえ、カード2枚を使って剣鋤を撃つのも…」と思っていたので、全く評価してませんでしたが、
・タフネス2のクリーチャーなので護衛募集員でサーチ可能
・「エレメンタル」クリーチャーの誘発型能力による除去なので、否定の力で弾かれず、エムラも追放可能
・他に白いカードが1枚必要とはいえ、0マナで撃てる追放除去というだけで相手の先手1ターン目やフルタップ時には役に立つ
以上の点を評価されたためか、実際にはモダンの青白コントロールやエレメンタルデッキ・儚い存在を入れたタイプのリアニメイトや、レガシーのデスタクの基本パーツとして活躍するなどしていました。
(なお、価格の方も初動から高騰したもよう)
永久のドラゴン モダン・レガシーのコントロールデッキに少数ながら採用されてましたが、モダンの青白コントロールでの採用率よりもレガシーでのヨーリオンを相棒にしたデスタクでの採用率の方が高かったのは意外でした。
浄化の印章 ルールスとの相性の良さを評価されたためか、モダンのハンマータイムでは置物破壊の選択肢としてなかなかの採用率を誇っていました。
独房監禁 前半の誤算その3
高い防御能力を評価されてかレガシー同様、モダンのエンチャントレスでも基本パーツとして採用されてました。
(なお、他のデッキには採用されてなかったもよう)
青
激しい叱責 前半の大誤算その4
初見ではスタイフルノート用のカードとしてしか評価してませんでしたが、実際には死の影を一時的に13/13にするためにも採用されたほか、ヘイトベアーの妨害や誘発型能力を無効化できるためか青系コントロールやモダンのカウンターモンキー、レガシーのANTや全知デッキなどのデッキに幅広く採用されていました。
(基本的にはサイドに入っていることが多かったですが、メインデッキにシナジーを形成するカードが入っていたらメインから採用されてました)
正気破砕 対象を取らない上に青トリプルシンボルが出なくても2マナでサイクリングしつつ4枚切削できるためか、モダンのライブラリーアウトデッキの基本パーツになったのは予想通りでしたが、後にターシャズ・ヒディアス・ラフターが出てくるまでは不可視の一瞥と併用されてました。
堅固な証拠 前半の大誤算その5
初見では全く評価してませんでしたが、青1マナで撃てるこれ1枚でラガバンを止められる0/3トークンと手掛かりトークンを生成できるためか、実際にはモダンで不屈の独創力のコストとして活躍していました。
(どちらのトークンにも対処されなければ、5マナ払っての不屈の独創力で2体のファッティを出せるのも評価点か)
避け難い裏切り 前半の誤算その4
初見ではトレイリア西部からのサーチ先として1枚差しされそうな気がしてましたが、「続唱や予言によりなどに頼ってまで、相手のライブラリーからクリーチャーを出す効果」が有効な相手が少なかったためか、相性がいいはずの続唱デッキにすら採用されていたのはまれでした。
(なお、予言によりとのシナジーはほとんど考えられてなかったもよう)
濁浪の執政 前半の誤算その5
青赤Delverに入ったことは予想通りで、カウンターモンキー(Delver系デッキから秘密を掘り下げる者を抜いたようなデッキ。ここでも基本パーツになった)や青系コントロール、モダンのフェニックス系デッキにも採用されてましたが、探査コストの都合もあって4枚積まれることもあったことまでは予想できませんでした。
(これが登場して以来、天上の餌あさりの採用率は大きく下がってしまいました)
リシャーダの荷運び 前半の大誤算その6
1マナで出せる上に、リシャーダの港と同じ起動型能力と島渡りを持つ点を評価してましたが、起動型能力を使うと攻撃できなくなる点が気になったためか、モダン・レガシー共にマーフォークデッキでの採用率は低かったです。
緻密 前半の大誤算その7
意志の力・否定の力同様ピッチで撃てるとはいえ、クリーチャーかプレインズウォーカーしか対象に取れないため、初見では全く評価してませんでしたが、
・4マナのカードなので3マナの続唱呪文でめくれず、他に青いカードが1枚必要とはいえ0マナで撃てる打ち消しのようなもの(再利用されやすいが、夏の帳で防がれない)である
点を評価されたためか、モダンの死せる生デッキの8割ぐらいで採用されたほか、カウンターモンキーのサイド(2割ほど)やサイ続唱(4割ほど)、エレメンタル(35%ほど)のレシピに採用されていたのも見かけました。
待機 前半の誤算その6
青1マナでクリーチャーを追放できるとはいえ、2ターン後には速攻を持って戻ってきてしまうので、初見では全く評価してませんでした。
しかし、「青1マナで使える」点が評価されたためか、少数ながらモダンの青単マーフォークや青単トロンなどの一部のサイドに採用されていたのを見かけました。
海と空のシヴィエルン 前半の誤算その7
初見では3マナかつ伝説ということもあってマーフォークに2枚入るほどだと思ってましたが、稲妻に耐えるサイズを有する上に単体で殴るだけでもカードを1枚引けるためか、モダンのマーフォークの基本パーツになった(伝説なのに4枚積まれるほど)ほか、カラカスと真の名の宿敵が存在するレガシーのマーフォークでも半分ぐらいのレシピにこれが採用されていました。
(レガシーの方は、さすがに1枚差しされるぐらいに留まりましたが)
思考の監視者 前半の大誤算その8
これを評価した時点では物読みがそこまで活躍しているという話を聞かなかったので、初見では全く評価してませんでしたが、
・軽いアーティファクトを並べる専用のデッキなら唱えるのも難しくなく、クリーチャーなので頭蓋囲いを装備して殴ることができる
・同ブロックに滞留者の相棒、イラクサ嚢胞、タップインアーティファクト土地に加え、あのウルザの物語が収録されたのもあってアーティファクト系デッキ自体が大幅に強化された
以上の点が考慮されたためか、モダンの親和やウルザフード、レガシーのエムリーやサイが入ったアーティファクトデッキの基本パーツとして3、4枚積まれました。
激浪の形成師 前半の誤算その8
初見では広がりゆく海と比較してましたが、実際にはマーフォークのシナジーこそ受けられるもののクリーチャーであるため対処されやすいのが気になったためか、モダン・レガシー共にマーフォークデッキの基本パーツとして4枚積まれたものの、他のデッキへの採用実績は全くといっていいほどありませんでした。
対抗呪文 前半の大誤算その9
青2マナで撃てる確定カウンターとして、コントロールデッキに採用されたことは予想通りでしたが、モダンのカウンターモンキーのようなクロックパーミッションデッキにすら基本パーツとして4枚積まれたことまでは予想できませんでした。
退去の印章 1マナのエンチャントなのでルールスで使いまわせる点を評価されたためか、少数ながらルールスを使ったタイプの死の影系デッキなどに1、2枚採用されていたのを見かけました。
不可思議 前半の大誤算その10
モダンで無名の墓を使うリアニメイトデッキのフィニッシャー(セラの使者、残虐の執政官あたり)は元から飛行を持っている上に、無名の墓も入れずに1枚差しであろうこれを墓地に落とすのは困難だったためか、採用実績はほとんどなかったです。
正直言って、初見では全く評価してなかった虹色の終焉や孤独がここまで強いとは思いませんでした。
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